2015年11月11日

『みくもとかさね』読みました

記事2回目にしてさっそく映画の話じゃないです。
漫画の話です。

作者は山崎峰水さん。
単独での代表作は『MAIL』。
大塚英志さん原作の『黒鷺死体宅配便』とそのスピンオフの『柳田國男妖怪退治』、漫画版『くもはち』の作画も担当してます。
なお、記事の本題『みくもとかさね』含め、すべてリアルタッチというか劇画調?な絵柄のホラー漫画です。 

『みくもとかさね』の単行本が発売されたのは5年くらい前なんですが、手にした経緯としては、某電子書籍サイトにて作者名で検索かけたら、読んだことないのが出てきたので……って感じ。
俗にいう「作者買い」だったわけだけども、面白かったです。

内容は、手っ取り早く言うと、霊感の強い男子高校生2人組、弓道部部員の美雲(みくも)と民俗学部部員の累(かさね)が神様の力を借りて弓矢で妖怪退治をする話。
世界観的な部分とかキャラとか、黒鷺から着想を得てるというか影響受けてるような節が多々見受けられます。
ストーリーの詳細は、ホラー系好きなら実際に読んでみてくださいってことで割愛。

笑い方が「にゃはは」だったり、ややハイテンションでおちゃらけてるとこあったりウザキャラ気味だけど、何だか憎めない(個人的印象)累が好き。
「俺は妖怪退治なんかしねえ」と言いながらも、何やかんや累に振り回されつつ協力したり、逆に協力してもらったりする、お人よしで正義感の強い美雲も好き。
2人の同級生の弓道部員男子・三橋も良い感じ。
ただ、現段階で女キャラが累の妹のルイ(神隠しで異次元だか亜空間だかに捕らわれ中)しかいないのが、ちょっと寂しいかな(^^;
ちなみに今後、レギュラーキャラに女の子が入ってくるなら、個人的には、同級生か後輩で黒鷺の槙野ちゃんみたいなムードメーカータイプの子だと嬉しいですね。

今のところは1巻だけで中断してるみたいだけど、シリーズ連載で続く予定はあるみたいなので、いずれ2巻が出るが待ち遠しいです。